フラワー電報って?

電報と言えば昔からある連絡手段で、たとえば受験に合格した際には「サクラサク」、失敗した際には「サクラチル」といったように、カタカナ数文字で特定の人へ連絡を取るために使用されていました。その始まりはなんと1869年、明治時代にまで遡ります。最初は東京と横浜間に建てられた電柱によってサービスの提供が可能となり、それから徐々に通信網が拡大され、1875年には全国的に知られるようになりました。

当時は電報の文字数の長さによって料金が決められており、庶民は安く連絡を取るために文章を短くしていったと言われています。それでも短さの中に言葉の美学を取り入れているのがなんとも日本人らしいと言えるのではないでしょうか。利用者数のピークとなったのは1953年で、全国で9千万を超えるやり取りが行われていましたが、現代に近付くにつれて減少してしまい、今では携帯電話の台頭によってすっかり廃れてしまいました。

それでも少しずつ姿を変え、電報はいまだに利用され続けています。フラワー電報は、電報と一緒にお花の贈り物を添えるというサービスで、冠婚葬祭やお祝い、お悔やみの場で利用されることが多くなった現在で、新たな地位を確立することになりました。言葉では伝えられない気持ちを短めの文章に変えて、お花と一緒に贈る。風情があって良いではないですか。皆さんも遠くの方に連絡を取る際には、ぜひフラワー電報を用いて、気持ちの贈り物をしてみてはいかがでしょうか。

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